ハチス 思い出話(7)

私が第二白虎少年団に入団したのは、昭和14年、小学校4年生の時でした。
当時、若松市の少年団は、すべて小学校の部活動のような存在で、
第一白虎少年団は第一小学校(現・鶴城小学校)
第二白虎少年団は第二小学校(現・城北小学校)
第三白虎少年団は第三小学校(現・行仁小学校)
第四白虎少年団は第四小学校(現・城西小学校)にありました。

第五小学校(現・謹教小学校)は女子校で、男子生徒は居なかったので、少年団はありませんでした。

第二白虎少年団の入団式は、春の夕方、飯盛山の白虎隊の墓前の広場にかがり火を焚いて、団長の校長先生をはじめ、指導者の先生、五、六年生の団員の見守る中、
誓いを立てたのです。当時の「ちかい」「おきて」は次のようで、小学校4年生には少々難しい文言でした。

「宣誓」
私は神聖なる信仰に基き名誉にかけて次の三条を誓ひます。
一、神明を尊び、皇室を敬ひます。
一、人の為、世の為、国の為に尽します。
一、少年団のおきてを守ります。

「おきて」
一、健児は忠孝を励む。
二、健児は公明正大、名節を生命とする。
三、健児は有為、世を益することを務とする。
四、健児は互に兄弟、総ての人を友とする。
五、健児は常に親切、動植物を愛する。
六、健児は長上に信頼し、団各長に服従する。
七、健児は快活、笑って困難に当たる。
八、健児は恭謙、礼儀正しい。
九、健児は勤倹質素である。
十、健児は心身共に清い。

宣誓をするころは、日はとっぷりと暮れ、赤々と燃える火に照らされながら、
「ちかい」を唱えたときの光景は、今もはっきりと目に浮かびます。

その後、私がボーイスカウト活動を続けて来れたのも、この時の強烈な感動が、原動力になったと思っています。

この思い出話は、これからも続けたいと思います。

ではまた

平成29年8月7日
ハチス団委員 赤城良一