年末の行事
今年も師走に入り、気忙しい季節になりました。ハチスの先輩たちも、
歳末に相応しいプログラムを行っていました。
その一つが報恩講です。ハチスの団本部である西蓮寺は、
浄土真宗のお寺ですので、この季節に報恩講を行っていました。
ボーイスカウトもそれに関連したプログラムを実施していました。
昭和24年の報恩講では、各班ごとに寸劇を演ずることになり、
それぞれ、工夫を凝らした扮装をして、育成会の方々に披露しました。
昭和30年の歳末には、市公会堂で行われたクリスマス・コンサートに出演、
他の音楽団体と肩を並べて合唱を演奏しました。
スカウトたちのバランスのとれたハーモニーに、力強い声量、
そして、キビキビとした入場、退場の行動に、会場一杯の人たちから、
絶賛の拍手を頂きました。
この年の大晦日には、元朝参りのため鶴ヶ城に集まり、お城の鐘楼で、
ハチスのスカウトが百八つの除夜の鐘を撞きました。
リーダーの宮森君は、数を間違いないようにと、108個の豆を準備して、
スカウトが交代で一回撞くごとに、豆を1個ずつ別の箱に移して、
数を数えました。こうして無事撞き終り、新年を迎えることが出来ました。
こうした多彩なプログラムも、すべてスカウトたちの発案によるもので、
常に、市民にアピールすることを考えていました。
平成29年12月5日
ハチス団委員 赤城良一