ハチス 思い出話(19)

会津まつり

今年も会津まつりが近づいてきましたね。
毎年、藩公行列の整理の整理、まことにご苦労さまです。

皆さんの真摯な態度の奉仕には、市民の皆さんからも高く評価されており、
ボーイスカウト活動のPRにも、結びついているものと考えています。

戦前、私がまだ幼かったころは、大名行列として、殿様がお駕籠に乗って、
奴さんを従えて歩いていました。

戦後になって、白虎行列として復活し、誕生間もないボーイスカウトも、
交通整理の奉仕をしました。当時は、行列と一緒に歩くのではなく、
町の四つ角などの重要地点で、ロープを張って見物の人が、
飛び出さないよう、むしろ、警備という感じの奉仕でした。

行列は、年々規模が大きくなり、馬に乗る家老の数も多くなって、
白虎行列という名称も、藩公行列と名前が変わりました。

ところで、添付した写真の若殿様は誰でしょう。

昭和39年の藩公行列で、この年から若殿様が初めて行列に登場したのです。
馬に乗った若殿様は、ハチスのスカウトの新城基行君(現末廣酒造猪之吉氏)で、
まさに、若殿様第1号だったのです。
付き添った仲間のスカウトたちも大張り切りでした。

藩公行列では、松平勇雄福島県知が殿様として騎乗され、
会津若松市長をはじめ、市議会議長らがこれに続き、
小説「会津士魂」の著者早乙女貢氏、それに大河ドラマの出演者らが参加し、
行列に花を添えてくれました。

今年も、「八重の櫻」の綾瀬はるかさんが参加されるようで、
前評判も上々のようですね。

私も、当時はまだ若かったので、出陣から帰城まで奉仕しましたが、
なかなか、体力の要る仕事でした。
くれぐれも健康に気をつけて、奉仕されますよう願っています。

平成29年9月15日
ハチス団委員 赤城良一