ハチス 思い出話(10)

ハチス・ガールスカウト

ハチスのボーイスカウトが誕生して、活発な活動を始めますと、スカウトの姉妹をはじめ、近所の女の子たちが、私たちもやりたいと言い出しました。

その声を受けて、鏡観先生の奥さんの恭子さんが立ち上がり、早速、ガールスカウト隊を結成しました。

指導者には、中村五郎君のお姉さんで、後に女性史研究家になられた中村としさん、
北小路町の中程にあった、刀鍛冶の若林重房家の、若林慶子さんが参加されました。

私の妹の良子や、近所のお友だちなど、大勢の入隊者がありました。
そして、昭和24年夏の天神浜キャンプには、ボーイ隊と合同のキャンプをしました。

このキャンプには新潟県の柏崎第1隊との合同キャンプで、船引の隊とも交歓活動を行ったり、一部は磐梯登山も実施しました。

その後、ガールスカウトは、指導者が結婚などで若松を離れたため、指導者不足のため、徐々に縮小され、数年で解散されてしまいました。

この活動の中から、ボーイ隊の小荒井章君と、ガール隊の星節子さんが、成人してから結婚するという、お目出度いこともありました。

平成29年8月19日
ハチス団委員 赤城良一