「ハチスの巣」建設
ハチスの本部である西蓮寺の門を入ると、左側の塀に沿って、
蔵造りの小さな納骨堂がありました。ハチスが誕生したばかりの頃は、
このお堂を倉庫代わりに、テントや鍋、スコップなどを収納していました。
数年経って、納骨堂を倉庫代わりに使用するのは良くないと、
本堂の裏に仮の小屋を建てて利用していました。ところが、
ハチスのスカウト数も増え、活動も活発になりますと、テントも大型になり、
工具、炊事用具も大型になり、仮設の小屋では、収まらなくなってきました。
平成4年になって、団委員会やリーダーから、活動資材を収納する倉庫や、
スカウトが班活動などにも利用できる、スカウト・ハウスを建設したい、
という話が持ち上がりました。団委員の石井久雄君から、西七日町に、
石井久雄君が所有する空き地があるので、そこに建てても良いとの話があり、
僅かな賃借料でお借りすることになりました。
建物は、スカウトの土田浩利君のお父さんが、工務店を経営しておられ、
百万円程度の、格安の工費で引き受けて下さいました。資金は、
団の積立金のほか、団委員やOBスカウトなどの寄付金を充てました。
こうして9月20日、建設現場で地鎮祭を挙行する運びとなりました。
11時30分から、スカウト、指導者、団委員など、20名ほどの参列のもと、
諏訪神社宮司諏訪修一君に、御祓いをしてもらいました。宮司の諏訪君は、
元ハチスのスカウト友田修一君で、活発な活動をしていました。
建築工事は順調に進み、11月に見事に完成しました。11月22日午前11時から、
新築なったスカウトハウスの前で、スカウト、指導者、父兄の参列のもと、
盛大に落成式を行い、ハウスには「ハチスの巣」と命名しました。
落成式では、土地を提供した石井久雄君や、建築した土田工務店など、
功労者に感謝状が贈呈されました。落成式終了後、スカウトや出席者一同、
日新コミュニティーセンターに移動して、12時30分から、
落成祝賀会を開催して、完成を祝いました。
この落成式には、会津若松市教育委員会に出席の招待状を送りましたが、
当日は、福島県市町村対抗の駅伝大会があり、その応援に出かけるので、
出席できないとの回答があり、教育委員会からの出席者はありませんでした。
団委員長の秋月鏡観先生は、民間活動の軽視だといって憤慨していました。
平成31年1月27日
ハチス団委員 赤城良一
ハチスの巣地鎮祭お祓 ハチスの巣地鎮祭参列者
ハチスの巣落成式テープカット 落成式感謝状贈呈
ハチスの巣落成式
ハチスの巣落成祝賀会