ハチス 思い出話(89)

ハチスと天神浜

昭和23年8月、訓練を始めたばかりのハチスは、初めてのキャンプを、
猪苗代湖畔の天神浜で実施、さらに、その翌年も天神浜でキャンプをしました。

ご存じの通り、天神浜は松林で覆われ、その上、砂地で水はけが良いので、
キャンプ場として最高の場所です。以来、ハチスでは、天神浜を聖地として、
班キャンプも含めて、多くのキャンプを実施していました。

天神浜以外にも、猪苗代湖畔には多くのキャンプ適地があり、
そうした浜でもキャンプを実施してきました。その一覧を挙げてみました。

昭和23年・天神浜
昭和24年・天神浜
昭和25年・大川端
昭和26年・天神浜
昭和27年・崎川浜
昭和28年・長浜(高松宮御別邸)
昭和29年・天神浜
昭和30年・天神浜
昭和32年・奥天神浜
昭和33年・青松ヶ浜
昭利34年・天神浜
昭和35年・青松ヶ浜
昭和36年・天神浜
昭和38年・館浜
昭和40年・天神浜
昭和41年・天神浜
昭和42年・天神浜
昭和43年・奥天神浜
昭和46年・中田浜
昭和48年・館浜
昭和49年・館浜
昭和50年・館浜

このように天神浜は、ハチスを育てたお母さんの家の庭のような存在で、
猪苗代湖はハチスの産湯だったと思っています。
昭和50年代になりますと、一般の人も天神浜でキャンプをするようになり、
スカウティングのプログラムの展開が出来にくくなり、止むを得ず、
猪苗代湖畔から離れるようになりました。

最近は、夏井宏君の家のご好意により、猪苗代町の押立温泉の近くの松林を、
専用のキャンプ場として貸与していただき、「ハチスの森」と名付けて、
班キャンプなどにも、盛んに利用させて頂いています。

平成30年12月18日
  ハチス団委員 赤城良一