ハチス 思い出話(74)

ハチスの海外派遣

ハチスが誕生してから70年、ハチスは多くの優秀な人材を世に送り出しました。
中には、海外派遣を体験したことで、人生の目標を定めた先輩も居りました。
今回は、その数々のハチスの先輩の足跡を列挙します。

昭和33年12月  鈴木 正顕
 パキスタン・ジャンボリーに参加、中学校1年生で、
 ただ一人でパキスタンに向かい、現地で、水野という指導者と合流し、
 友好親善の務めを果たしました。

昭和34年 7月  小原 敏男・星 興司・森 雄助 の3名、
 第10回世界ジャンボリーに参加、フィリッピン・マッキリンパークで開催、
 大東亜戦争が終わって間もない時期で、対日感情が悪かった頃でしたが、
 参加スカウトの態度が紳士的でしたので、対日感情は好転したと言います。

昭和35年 7月  星 健二
 アメリカ・コロラド州・コロラドスプリングスで開催された、
 第5回アメリカ・ジャンボリーに参加しました。

昭和38年 7月  山口 隆美・佐藤 博之 の2名、
 ギリシャ・マラソンで開催された、第11回世界ジャンボリーに参加しました。

昭和42年 8月  東 誠一・赤城 良一 の2名、
 アメリカ・アイダホ州・ファラガット国立公園で開催された、
 第12回世界ジャンボリーに参加、私は本部員として施設の調査をしました。

昭和43年 7月  川内 伸次
 イギリスで開催された、第6回エセックス国際ジャンボレットに参加。

昭和50年 7月  秋月 亨
 福島県が主催した「若人の翼」に班長として参加、
 東・西ドイツ・フランスなどを訪問して、友好を深めてきました。

昭和52年 7月  菊地 郁男
 同様に福島県「若人の翼」に班長として参加、
 東・西ドイツ・イギリス・ハンガリーを訪問しました。

昭和55年 7月  富岡 賢一
 同じく福島県「若人の翼」に参加、ヨーロッパ各国を訪問しました。

昭和56年 7月  三浦 啓子
 福島県「若人の翼」に参加、ヨーロッパ各国を訪問しました。

昭和58年 8月  夏井 宏
 カナダで開催された、第15回世界ジャンボリーに参加しました。

ハチスの秋月鏡観先生は、昭和13年、日独青少年交歓派遣事業の団員に選ばれ、
ドイツ、ポーランドなどを訪問して、親善交歓活動をされました。

ハチス創成期の団委員高瀬喜左衛門先生は、昭和13年、会津中学4年生のとき、
少年団日本連盟の代表としてイタリアに派遣され、務めを果たされました。

最近、簡単に海外旅行が出来ますが、単なる観光旅行でなく、
ボーイスカウトの海外派遣のように、同年代の青少年と交流することは、
人格形成に貴重な体験になると思います。

いま、ハチスもスカウトの数が少ない状態ですが、機会を逃さず、
指導者も含めて、送りだすことを考えてほしいと思います。

平成30年6月22日
  ハチス団委員 赤城良一