12回世界ジャンボリー(3)
8月10日、午後5時ごろ、私たち派遣団はジャンボリー会場を出発しました、
夜通しのパス旅行で、11日朝、9時30分ごろイエローストン国立公園に到着、
レストランで朝食とりました。イエローストンは世界初の国立公園で、
巨大な間欠温泉で有名で、大きなものは、高さ50mにも吹き上げます。
この国立公園は、イエローストン湖と、オールド・フェイスフルという、
多くの間欠温泉がある地域から、成り立っています。12日は湖を観光し、
午後は、いろいろな形の間欠温泉群や、木造の大きなホテルを見学しました。
8月13日朝、イエローストンを出発して、グランドテトン国立公園に向かい、
11時ごろジャクソン湖に到着しました。ここは山と湖の国立公園で、
映画「シェーン」の舞台となった所です。美しい湖面の後ろには、
標高4,200mのグランド・ティトン山が聳えていました。
湖の畔で、第2団の団長で、元ハチスの団委員長だった遠藤外与人先生と遭い、
山を背に写真を撮りました。夕方、次のソルトレイクに向かって出発、
8月14日の朝、BS本部に到着、ここで、全員が分宿することになり、
私は、8団の団長塩川良介氏と、4人のスカウトと一緒に、スミス氏の家に、
ホームステイをすることになりました。
スミス氏は中学校の先生で、夕食後、モルモン教会の見学に出かけました。
ソルトレイク・シティはモルモン教の総本山で、壮麗で立派な教会があります。
聖堂の内部を見学した後、建物の前で、モルモン教の物語の劇を鑑賞しました。
8月15日、スミス氏は出勤したので、友人のピーターソン氏の案内で、
世界最大の露天掘りの、ビンガム銅山の見学に出かけました。
ここは地面を掘り下げた鉱山で、深さは1200m、直径が4kmもあるすり鉢型で、
磐梯山が、すっぽり逆さまに入るような大きさでした。
午後は、60㎞離れたところにあるソルトレイク湖に出かけました。ここは、
名前の通りの塩水湖で、裸で飛び込んだらポッカリと浮きましたが、擦り傷が、
ひりひりと傷みました。夜は、家族全員と、近くの山のキャンプ場に行って、
バーベキュー・パーティーを開き、日本の歌を紹介しました。
翌8月16日朝、ボーイスカウト本部に集合、夕方、セダ・シティに入り、
南ユタ大学の学生寮で一泊しました。そして17日朝、
グランド・キャニオン国立公園に向かって出発、昼過ぎに到着しました。
グランド・キャニオンはアリゾナ州の大峡谷で、コロラド川によって削られた、
両岸が絶壁に挟まれた、雄大な地形です。絶壁の深さは約1200m、
私たちが立った北壁から、対岸の南壁までの両岸の幅は、6kmから29kmもあり、
そのダイナミックな景観は見る者を圧倒し、崖から転落しないか緊張します。
学生寮に戻り、翌18日の朝、ザイオン国立公園に向かいました。
岩山と岩山に囲まれた峡谷で,グランド・キャニオンとは反対に谷底なので,
また違った迫力を感じます。谷の両側に迫る岩は、大きな石の往のようで、
赤黒い色をLています。ここで福島連盟の東や山室と遭い、写真を撮りました。
このあと、私たちはラスペガス経由で、ロサンゼルスに向かいましたが、
今回はここまで、次回に続きを送ります。お楽しみに。
平成30年5月16日
ハチス団委員 赤城良一
イエローストン・間欠泉 グランドキャニオンに立つ
グランドテトン・遠藤先生と ザイオン・東・山室君と
露天掘りのビンガム銅山