会津地区研修キャンプ
ボーイスカウト活動に限らず、指導者は常に研修を重ね、
自らの教養を高めることが、大切なことはいうまでもありません。
指導者養成講習会に始まり、ウッドバッチ研修所、実修所と研修を重ね、
技術、知識を深めることは、スカウトのためばかりでなく、
指導者自身のためでもあります。
しかし、仕事を持ち、スカウトの指導に当たっている身としては、
長期にわたる実修所などに入所することは、容易ではないことです。
そうした中で、団内や地区協議会などで、ラウンドテーブルを実施して、
研修を行っていることは、素晴らしいことと、敬意を表しております。
昭和30年ごろ、日本連盟では、実修所入所の事前研修として、
13単位の課題研修を実施することを提唱していました。会津地区協議会では、
昭和34年、この13項目の課題を、半年かけて実施しようと、
隊長研修会を実施することになりました。
参加者は、主として若松市内のリーダー16名で、6月から翌年2月まで、
参加者それぞれがテーマを選び、8回に分けて実施しました。
参加者は、自分が選んだテーマを、研究発表という形式で進められ、
司会者として、参加者の意見をまとめるのです。
研修会の所長には秋月鏡観先生、講師には二階堂誠一福島連盟理事長、
鹿野重新潟連盟副コミッショナー、ハチスの団委員星弘美医師にお願いし、
次のような日程によって実施されました。
6月23日 少年の家
開会式
隊および班の組織と指導について 秋月 鏡観
7月18日 ひかりの森
結索法 斎藤 興輔
隊および班のプログラム 沖井 道雄
9月5~6日 大川河畔
一泊キャンプ
隊および班の野営 石井 久雄
10月3日 ひかりの森
隊および班の集会 鹿野 重
11月8日 飯盛山東山方面
ハイキング
隊および班のハイキング 赤城 良一
地図について 斎藤 善一
1月 1日ハチスの森
信号について 赤城 史朗
1月12日ひかりの森
救急法 星 弘美
2月 1日ハチスの森
スカウトの成長と進歩に関する隊長の責務 二階堂誠一
閉会式
この中の「ハチスの森」とは西蓮寺、「ひかりの森」は本光寺のことです。
こうして、13単位を実施しましたが、会津地区のボーイスカウト活動に、
大きな刺激となり、その成果は、極めて大きかったと思っています。
平成30年4月3日
ハチス団委員 赤城良一
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