ハチス 思い出話(56)

星めぐりの歌

皆さんは「星めぐりの歌」という歌を知っていますか。歌詞は、

1.赤い目玉のさそり  拡げた鷲の翼
  青い目玉の小犬   光の蛇のとぐろ。

2.オリオンは高く歌い 露と霜とを落とす
  アンドロメダの雲は 魚の口の形

3.大熊の足を北に   五つ延ばした所
  小熊の額の上は   空の巡りの目当て

となっています。「雨ニモマケズ・・」で有名な、岩手県の詩人、
宮沢賢治が作詞作曲した歌なのです。思い出話(41)に、
中村知先生の「星方位」のことを述べましたが、この歌も、
スカウト歌集にはありませんが、星座を知るにはよい手がかりと思います。

このような、スカウト活動に適した歌は、レクリエーション歌集などに、
数多くありますので、そういう歌を取り上げることも必要と思います。

第1回東北実修所で、小野平八郎所長が紹介された、「焚き火かこんで」や、
「サンサンサン」もその一つで、大変楽しい歌ですので、
是非歌ってみてください。

作曲した三木トリローという作曲家は、敗戦直後の昭和20年代に、
「田舎のバス」や「僕は特急の機関士で」など、多くのCMソングを送り出し、
敗戦で落ち込んだ国民を元気づけてくれた、人気作曲家だったのです。

この「焚き火かこんで」や「サンサンサン」、「星めぐりの歌」は、
皆さんにお配りしたCD、「ボーイスカウト歌集」に、歌詞、楽譜、
メロディーが集録してありますので、聴いてみてください。

特に「サンサンサン」の曲は、スカウト・ソングらしくない歌詞ですので、
小野平八郎所長が、楽しい歌詞を付けていますので、皆さんも、
替え歌作成の参考にしてください。

平成30年2月12日
  ハチス団委員 赤城良一